備忘録。

とらびすじゃぱんのダンスエースとへいせいじゃんぷの絶対エース

ただただ夢のHollywoodが大切だっていう話。

 

 

なぜか唐突に書きたくなった、夢のHollywoodのお話。

 

元森田担、現松倉担の、今や化石とも言われたりする亡霊おたくの独り言です。過去のこと書きまくりなので苦手な方は読まないことをお勧めします。

 

 

 

Travis Japan念願の初めてのオリジナル曲「夢のHollywood」

 

初披露されてからもうすぐ3年が経とうとしてるのに、いつ見ても心が震える曲。何回聴いても飽きない。飽きるどころか、毎回新鮮に感動する。未だにちょっと苦しくなるけど大好きで大切な曲。曲自体が好きなのはもちろんなんだけど、この曲は本当にいろんな想いが詰まっている。

 

 

 

思えば、初めてのオリジナル曲なのに、初披露のときは喜べるような状態じゃなかった。だって、待ちに待ったオリジナル曲なのにそのことに一切触れなかったから。この曲がオリジナル曲なのかすらわからなかったから。

 

2017年8月。

君たちがKING'S TREASURE Travis Japan単独公演

この公演中に初めて披露されたのが「夢のHollywood」だった。

 

このコンサートのときのTravis Japan宮近海斗吉澤閑也梶山朝日中村海人川島如恵留七五三掛龍也、森田美勇人の7人。

 

だけど、この公演より前に、9月に行われる「JOHNNYS’ YOU&ME IsLAND」の記者会見が開かれていて、そこでTravis Japanは6人になっていた。6人で頑張ります、と。

 

そんな会見のあとに行われた公演で、聞いたことがない曲を6人だけで披露する彼ら。

 

はっきり言われたわけではないけど、きっと誰もが察した。会見にだって、この公演にだって、美勇人は出ていた。でも横には並んでいなかった。

少年隊の曲とかも披露する彼らだから、私たちが知らないだけかもしれない。そう思いながらも、サビの最後に組み込まれたTJポーズを見て、もう、察するしかなかった。

 

 

 

 

 

きっとこれはTravis Japanのオリジナル曲。

 

 

 

そしてたぶん、私が好きな人はこのグループからいなくなる。

 

 

 

初めて見たその曲は本当にみんな気合が入っていて輝いていた。とても好きな曲調、世界観だった。そして同時に、現実を突きつけられた曲でもあった。

 

オリジナル曲かな、やったねおめでとうっていう気持ちと、本当にオリジナル曲なのかな、喜んでいいのかなっていう迷い、戸惑い。そこに大好きな人がいない不安、寂しさ。初めて見たときの感想は色んな感情が渦巻いていた。

 

結局、その曲については何も触れられずに公演は幕を閉じた。

 

 

 

そして翌月の少年倶楽部

Travis Japan初のオリジナル曲を披露していただきます。」

そう言われて披露された曲が、夏に6人だけで披露されていた、誰も曲名がわからなかった曲だった。

 

この時にやっとオリジナル曲を喜ぶことができた。

 

 

Travis Japanにオリジナル曲がもらえた!!!結成5年でやっと!!!念願の!!!本当におめでとう!!!

 

 

 

だけど、心からの喜びじゃなかった。もちろん、待ち望んでいたオリジナル曲、本当に本当に嬉しかった。だけどやっぱり、悲しかった。悔しかった。寂しかった。羨ましかった。憶測でしかなかった夏の出来事がはっきりした。オリジナル曲がもらえたということともう一つ、美勇人がいなくなるということ。

 

他のグループがオリジナル曲をもらっている中、なかなかオリジナル曲がもらえなくて、自分たちもオリジナル曲が欲しいって言い続けた彼ら。やっともらえて絶対に嬉しかったはず。それなのに、いざその時が来たとき、その喜びを口にしなかった。きっと、美勇人がいなくなることが決まっていたから、美勇人がいるあの場で、不自然なほどに誰も何も触れなかったんだと思う。

 

そんな彼らの優しさを思うと涙が出た。

 

演出もね、夢ハリのあとが美勇人のソロだったんだよね、そのあとが如恵留のソロ。美勇人は次のソロのためにいないだけだよっていうような。いないことが不自然に見えないような流れだったんだ。それがまた泣けた。ずるいなあ。

そんな夏の公演を思い出しながら、少年倶楽部で披露された夢のHollywoodを見た。いろいろなことを思い出して涙が止まらなかった。

 

それでも、いろんな思いはあるけど、オリジナル曲がもらえたことは本当に嬉しいこと。大きな第一歩。よかった。本当におめでとう。これからだ。頑張ろう。

 

 

 

そう思った矢先、Travis Japanは5人になった。

そして10月、ABC座で5人が夢のHollywoodを披露していた。

私は1回観劇しただけだけど、思った以上に涙が止まらなかった。少なくなってしまった寂しさ、それでも前を向こうとしてる5人、後ろで楽しそうに踊ってくれている先輩のA.B.C-ZとMADE、そしてお客さんの大きくて優しい拍手。全てに涙が出た。

美勇人がいなくなったとき、正直実感がわかなかった。それまでもTravis Japanにいなかったことはたくさんあったから。でも、Travis Japanにいつもいた、笑顔がまぶしい最年少がいないことで、実感してしまった。本当に5人になってしまった。これからどうなるんだろう。正直不安だった。

 

そんな中でも、「夢のHollywood」というオリジナル曲があることは少しの希望だった。

 

 

 

そして11月。Travis Japan公演に松松がゲスト出演した。だけど私はその公演には入ってないから、初めて7人の夢のHollywoodを見たのは少年倶楽部の放送だった。 

 

イントロが流れて出てきたメンバー。そこには7人の影が並んでいた。そして1人ずつの表情が大きく映った。その表情は覚悟を決めたように強くて、全員が真っ直ぐ前を向いていた。その表情を見た瞬間、自然と涙が溢れてきた。

 

正直、こちらとしてはまだ心が追いついてなかった。オリジナル曲なのかわからないまま8月に初披露されて、1人抜けて、オリジナル曲とわかったと思ったらまた1人抜けて。そんな中2人加入。ここまでの期間、約3ヶ月。いや、冷静に追いつくわけがない(笑)

だけど彼らはもう力強く前を向いていた。そして披露された7人の夢のHollywood。

 

尽くシンメを失ったTravis Japanに最強シンメが入ってくれて、曲の冒頭で堂々と両端を固めてくれていた。7人ver.も思った以上に自然と受け入れられそうだと思った。それはきっと7人それぞれの覚悟が伝わってきたから。

 

 

  

そして曲の中盤。

 

 過去と別れを告げて 今ここでショーをして

 明日はない覚悟して 今日を生きよう

 

 

この歌詞のときだけ5人になるんだ。過去、それもほんとつい最近、4人の仲間と別れた5人が、それでもTravis Japanとして前に進むことを決めた5人が、この歌詞のところだけはその5人だけでステージに立ってるんだ。

中でも後半のうみのところ。もともとシンメと一緒に並んで歌っていたパート。たくさん喧嘩して、いつもふざけて笑い合ってた、少し前まで隣にいたシンメがいなくなった。そんなタイミングで「明日はない覚悟して今日を生きよう」と1人で歌っていた。

 

ずるい。ずるすぎる。こんなの、泣くに決まってる。おたくの勝手な解釈かもしれないけど、それでも、この歌詞を5人だけで歌っていることで、5人の強い決意と覚悟を感じた。胸が締め付けられて、自然と涙が溢れた。そしてその後、再び2人が加わって7人が並んだ姿を見て、少し明るい未来を想像することができた。

 

 

 

それから年が変わって2018年3月。

横浜アリーナでのはじめての単独コンサート。そんな記念すべきコンサートのオープニング曲が夢のHollywoodだった。そしてこの公演のアンコール、再び夢のHollywoodのイントロが流れた。ここで初めて披露されたのが2番だった。

 

 

宮近の「過ぎた1幕は積み上げたExperience」から始まった2番。

「俺たちの2幕 life is musical」そう力強く歌う松松。

 

過去の事をなかったことにするわけではなく、積み上げた経験として「1幕」という形で残してくれた。松松加入前の曲だからソロパートがない2人にもパートが与えられた。それも「俺たちの2幕」という、2人の決意、希望で溢れている歌詞。

過去のことも、新しい2人のことも、どちらも大切にしてる。全てを力にして前に進んでる。優しくて強い、大好きなTravis Japanだった。

 

そしてそのあとの、如恵留のソロパートからのしめのソロパート。

「強いステップで 前に進め」

そう力強く歌っていた。Travis Japanの前身グループから一緒だった2人。Travis Japan結成後も、たぶん1番Travis Japanとしてステージに立ち続けていた2人。なかなか歩み寄ることができず、口をきかない時期もあった2人が、共に強く前に進み始めていた。

横1列になるサビでは、グループ全体を守るように両端に立っていた。"ああ、兄組だ"そう思った。氷河期に間にいてくれていたであろう、諦めずに向き合ってくれたシンメも、いつも一緒だった親友もいなくなってしまった。これからどうなるんだろう、大丈夫かな、そう思っていた。でも、うまく言えないけど、2人だけでも確かに"兄組"だった。その姿がなんだか新鮮でそわそわもしたけど、とても頼もしかった。

 

最後、嬉しそうに、誇らしそうに「憧れのドリームステージ」を「横アリのドリームステージ」と歌った宮近。みんながトラジャの顔と言っていたシンメがいなくなって、相棒が欲しいって言ってたこともあった彼が、ちゃんとトラジャのセンターになっていた。

 

YouTubeにもあがってる、このときの「夢のHollywood」はもう何回も見ているのに今でも泣きそうになるんだ。

 

 

  

今でこそたくさんのオリジナル曲があるTravis Japanだけど、その中でもこの曲だけは大好きだった1幕の時間も感じることができる。1幕の人たちが頑張って頑張って掴んだ大切な曲。そして、それを大切に育てているのは間違いなく今の7人。

 

2018年のサマパラでは、今まではなかった、松倉のソロパートから始まった。あのパワー溢れる強い歌声、まつくだからこそできたと思う。そしてこのときの衣装はマッチコンのときに9人で着てた、金刺繍の黒い衣装だった。身が引き締まるような気がした。ここで改めて、7人の曲になったように感じた。

 

Snow Man、なにわ男子との合同コンサート、ジャニーズIsLAND Festivalではユニット別コーナーの一曲目に披露された。他のユニットのファンもたくさんいる中で、「これがTravis Japanです!!!!」と名乗っているようだった。

 

 

そして、8.8祭り〜東京ドームから始まる〜

SixTONESSnowManのデビューが発表されたあと、Travis Japanが最初に披露した曲が夢のHollywoodだった。

 

如恵留の「いくしかねーだろ!!!」の叫び、全員のパワー溢れるダンスから熱い思いがバンバン伝わってきて胸が張り裂けそうになった。なんて言えばいいんだろう、うまく言葉にできないけど、たぶん、このときの夢のHollywoodが今までで1番、アツかった。強い決意、覚悟を感じた。

いつも「憧れのドリームステージ」のパートを歌うとき、「◯◯のドリームステージ」と憧れの部分を変えて歌う宮近が、「憧れの東京ドーム」と歌った。その後に続く「掴みとれ 駆け上がれ」という歌詞。正直、今まで東京ドームなんて無縁すぎて夢にも思っていなかった。それが、あの大きなステージで堂々と、東京ドームを「憧れ」と歌うセンターの姿を見て震えた。いよいよここまできたんだな。そう思った。

 

 

2019年のサマパラでは、如恵留のピアノ、松倉のソロから始まるというまた新たな形での披露だった。

ジャニーズカウントダウンという、他のジャニーズタレントがたくさん出ているステージでも披露された。

海外アーティストのゲストとして異例の出演をしたオースティンのコンサートでは大トリの曲だった。

念願の初主演舞台ではSHOWTIMEである2幕の始まりの曲だった。それもいつもと違う、まるでこれから物語が始まるかのようなピアノのイントロから始まった。また新たな形となっていた。

 

いつだって絶妙なタイミングで披露される。もう何回も何回も見てる曲なのに、演出やそのときの状況によって、違って見えるんだ。

 

 

 

私は、素直に、夢のHollywoodという曲が好き。キラキラしたshowの世界のような世界観が好き。

  

でも、待ちに待った念願のオリジナル曲なのに、本人たちの口から「僕たちの初めてのオリジナル曲です」と紹介されることはなかった、待ち焦がれていたオリジナル曲を心から喜ぶことができなかった、6人になること、5人になったことを突きつけられた、そんな曲でもある。

 

今でもイントロを聴くだけで震えるし、5人だけになるパート、うみのソロパートは胸がギュッとなる。当時の寂しさや、切なさ、苦しさを思い出してしまう。それでもその中にも、大好きだったあの頃を思い出して、どこか暖かくなる気持ちもある。そして「俺たちの2幕」と歌う松松を見るたびに、加入を決めてくれたことに改めて感謝する。もう大丈夫だって、そう思える。

 

いろいろなことがあったけど、いつだってこの曲が「希望の光」だったことは間違いない。たくさんの経験を積み上げて、仲間との別れを乗り越えて、強くなって、新しい仲間と共に2幕の扉を開いた。そのことを思い出させてくれる曲。

 

決して過去にすがりついてるわけではない。もちろん今と昔を比べてるわけでもない。1幕も2幕も大好き。どっちが、とかでなくてどっちも大好き。違う道に進むことを決めたメンバーも、Travis Japanとして進むことを決めたメンバーも、みんな大切なんだ。この曲はそんな想いを全て受け止めてくれる気がする。

 

 

 

たかが1曲に対して重すぎるって思われると思うけど、それくらい思い入れがある。悲しみ、苦しみ、別れ、羨望、喜び、輝き、出逢い、未来、希望…たくさんの感情や想いが詰まっていて、全部ひっくるめて、私にとって本当に大切で特別な曲。

こんなにいろんな感情が混ざって、見るたびに泣きそうになるのに、それでも毎回新鮮に胸が高まってこちらまでつい踊ってしまう、そんな最高な曲。

 

うみがYouTubeで言ってたように、この曲がTravis Japanのもとにきてくれたことが本当に嬉しい。この曲が1番Travis Japanらしい、その言葉が本当に嬉しかった。私もいつ見てもときめくよ。

 

 

 

「夢のHollywood」がTravis Japanの初めてのオリジナル曲で本当に良かった。

 

 

 

 

 

 

 

ひとつだけ欲を言えば、Travis Japanのダンスエースと言われてた彼にも、1回でいいから「Travis Japanのオリジナル曲」を踊って欲しかったな、なんて。